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秋の蓬で糸染め


昨日試し染めで、綺麗な色が出たので、今日早速真綿糸(左)と絹糸(右)を染めてみました。

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真綿糸も絹糸も蚕の繭から糸をひくのですが、糸のひき方が違うため、染まり方は全く違います。

勿論色の系統は同じですけれど。

真綿糸は、濡れた状態での繭を薄く指で徐々に引き延ばし、木枠や帽子のような型を使って袋状や四角形に整えてゆき、そうして出来た真綿原料を使ってひく糸が、真綿糸なのです。

絹糸は、繭から抽出された極細の糸を数本揃えて作られたものです。

素材は同じ物なのに不思議です。

1回目の染色では余り発色しないのですが、媒染液に浸けると鮮やかな色に。

秋の蓬で糸染め_b0186899_2136116.jpg

そして2度目の染色後、乾燥させると、こんな落ち着いた色に仕上がりました。

秋の蓬で糸染め_b0186899_21363425.jpg

あとはデザインを打ち合わせて、来週からいよいよ織る準備です。

楽しみです ♪

話は変わりますが、猛暑が終わったと思ったら、突然涼しくなって、家の中の模様替えをぼちぼち始めています。

模様替えといっても、そんな大そうな事でもないのですが、クッションカバ-を変えるとか、マットを夏バ-ジョンから冬バ-ジョンに変えるなんて程度なんですけどね。

手始めに、夏の間使っていた麻糸と綿糸で織ったオフホワイトのテ-ブルクロスを洗って、裂き織りのテ-ブルライナ-に変えてみました。

これだけでも何となく秋っぽくなった感じがします。

秋の蓬で糸染め_b0186899_21374839.jpg

麻のテ-ブルセンタ-は考えてみたら、10年以上使っていますが、今でもお洗濯するとパリっとして、まだしばらくは現役で頑張ってくれそうです。

秋の蓬で糸染め_b0186899_21381652.jpg

こんなに丈夫で長く使えるのなら、来年は小さなサイズのテ-ブルライナ-を作ってみようかな、などと考えています。




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by oricago | 2010-10-02 21:57 | 織物

織物を織ったり籠を編んだりしています


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