秋の蓬で糸染め
2010年 10月 02日
昨日試し染めで、綺麗な色が出たので、今日早速真綿糸(左)と絹糸(右)を染めてみました。
真綿糸も絹糸も蚕の繭から糸をひくのですが、糸のひき方が違うため、染まり方は全く違います。
勿論色の系統は同じですけれど。
真綿糸は、濡れた状態での繭を薄く指で徐々に引き延ばし、木枠や帽子のような型を使って袋状や四角形に整えてゆき、そうして出来た真綿原料を使ってひく糸が、真綿糸なのです。
絹糸は、繭から抽出された極細の糸を数本揃えて作られたものです。
素材は同じ物なのに不思議です。
1回目の染色では余り発色しないのですが、媒染液に浸けると鮮やかな色に。
そして2度目の染色後、乾燥させると、こんな落ち着いた色に仕上がりました。
あとはデザインを打ち合わせて、来週からいよいよ織る準備です。
楽しみです ♪
話は変わりますが、猛暑が終わったと思ったら、突然涼しくなって、家の中の模様替えをぼちぼち始めています。
模様替えといっても、そんな大そうな事でもないのですが、クッションカバ-を変えるとか、マットを夏バ-ジョンから冬バ-ジョンに変えるなんて程度なんですけどね。
手始めに、夏の間使っていた麻糸と綿糸で織ったオフホワイトのテ-ブルクロスを洗って、裂き織りのテ-ブルライナ-に変えてみました。
これだけでも何となく秋っぽくなった感じがします。
麻のテ-ブルセンタ-は考えてみたら、10年以上使っていますが、今でもお洗濯するとパリっとして、まだしばらくは現役で頑張ってくれそうです。
こんなに丈夫で長く使えるのなら、来年は小さなサイズのテ-ブルライナ-を作ってみようかな、などと考えています。
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by oricago
| 2010-10-02 21:57
| 織物